グルービング
静的破壊
乾式グルービング
環境への優しさがテーマです
【NETIS登録 No.KT-050056】
舗装面に溝を入れスリップ等を防ぎ雨の水はけ・雪解けを促進する効果があります。
グルービング工法とは
グルービング(安全溝)工法は、一般道路・高速道路などでスリップ事故を未然に防ぐためアメリカで考案された安全技術です。
路面に溝を切り込むことで、路面排水のアップ、ハイドロプレーニングの防止、路面の凍結防止、制動距離の短縮化など優れたメリットを発揮します。
近年国内においても一般道や高速道、空港滑走路などで急速に普及が進み、力一ブでは操縦安定化、直線道路や滑走路などでは雨天時の横スベリ防止、交差点手前では制動距離の短縮化など、多様な現場で採用され事故件数の減少に貢献しています。
路面の場所や環境、予想される事故の種類に応じて、溝の幅・深さ・問隔などの組み合わせが自在なので、多様なパターンで事故防止対策が図れます。
カーブ急勾配 |
直線道路 |
高速道路 |
横断歩道手前 |
市街地 |
料金所手前 |
滑走路 |
トンネルの出入口 |
縦型安全溝とタイヤとの関係
タイヤが安全溝にくい込むことでグリップ力が増します。
安全溝とタイヤトレッドの関係
横型安全溝 縦型安全溝
タイヤの圧力によって、表面水が安全溝に沿って排水されます。
パターン
縦型安全溝と横型安全溝があり、用途に合わせて様々なパターンがあります。特徴と基本パターン例をご紹介いたします。
縦型の溝は、力一ブ、斜面、横風をうけやすい直線道路、陸橋などに適しています。力一ブなどではタイヤのグリップカを高めコーナリング時の操縦を安定化。直線遣路では横風への抵抗カをもたせてスリップ事故を防止します。
特長
- タイヤが溝に食い込む際の機械的作用により、力一ブ芯などでコーナリング時の操縦安定性を向上させます。
- 高速道路ほどで雨天時にタイヤと路面の接地面積を減らしスリップ事故の原因になる水膜を除去します。
- 橋上など横風にあおられやすい路面で操縦を安定化します。
- 急ブレーキ使用時、接地力を高め直進安定性を向上させます。
- 凍結路面の氷膜を分断し、路面上の氷雪を排除します。
- 雨天時の路面排水を促進し、すみやかに乾燥させます。
Aタイプ
歩行者道、遊歩道、プールサイド、サイクリングロード、工場内通路、魚青果市場、駐車場、ガソリンスタンド等の安全対策に適しています。
Bタイプ
スリップ事故防止箇所に設置します。低騒昔なので居住地に隣接した路面、交通量の少ない道路などに最適です。
Cタイプ
現在最も普及しているパターンです。カーブ対策、スリップ事故防止、ローリング対策に有効で、凍結抑制にはとくに高い効果を発揮します。
横溝は走行時にタイヤから伝わる昔と振動により、道路では居眠り運転の防止、減速を促す際の警告などに実施。交差点・横断歩道・料金所などの手前に施工した場合、雨天時の濡れた路面で制動距離を短縮することができます。
特長
- 濡れた路面を時遠50Kmで走行した際、制動距離を30%~40%短縮。高いすべり抵抗性を確保できます。
- 雨天時、すみやかに路面を乾燥させ排水を促進します。
- 路面上の油膜や溶けたゴムなどを除去し、急ブレーキ使用時にタイヤの接地力を強化します。
- 凍結した路面の氷膜を溝で分断し、氷雪を排除します。
- タイヤから伝わる昔と振動で居眠り運転防止に効果的です。
- 用途に応じ、横型・縦型を組み合わせた安全溝が施工可能。
Dタイプ
横断方向への設置は主に制動効果を高める目的が主ですが、居住区に隣接する際には騒音・振動に配慮した施工も可能です。
※制動効果のあるパターン/最小幅は9mm。
Eタイプ
このパターンは、排水溝としての用途と制動距離の短縮、居眠り防止対策に効果があります。
Fタイプ
速度超過防止対策、暴走族(ローリング)対策、居眠り防止等に適しています。
低騒音
現代においては、環境対策を抜きには優れた技術も役に立ちません。若井カッターでは低騒音の認定を受けた機械を採用、周辺の方々への影響を最小限にしております。
さらに、乾式工法により汚濁水の問題もありません。工事内容もよりクリーンなものを常に目指しております。
低騒音型のDG600を採用
周辺環境を常に考えております。
写真は釧路空港の工事の模様
夜中、零下20℃になる環境で行いました。
低騒音型DG800型を使用しています。
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